アルミ社寺軒先枠組工法 第5期 歌舞伎座(東京都中央区銀座) 新しい歌舞伎座(東京都中央区銀座)に、弊社アルミ工法をご採用いただきました。平成25年度大谷美術館賞受賞。 (白色)軒先タルキ・茅負・裏甲・丸桁・隅木・支輪。(赤色)高欄手すり・提灯枠。 場所東京都中央区銀座御施主KSビルキャピタル特定目的会社株式会社歌舞伎座さま御開発業務受託者松竹株式会社さま御設計株式会社三菱地所設計さま隈研吾建築都市設計事務所さま御施工清水建設株式会社さま施工期間平成24年3月~平成25年1月 アルミ軒先ユニット(垂木・茅負・裏甲・隅木・丸桁・支輪垂木)平成25年度大谷美術館賞を受賞 まずは、歌舞伎座の美しい屋根を支える、タルキ・茅負・裏甲・天井板も含めて、軒裏部分(白色)を全てアルミにて製作。(上屋根・下屋根)居定・絞りのある1000本以上あるタルキを、1本1本職人が丹念に仕上げました。軒の出・反りに合わせてわずかに違ってくる形状角度や、扇垂木(おうぎだるき)・茨垂木(いばらだるき)等も、現寸どおり忠実丁寧に加工しています。金属材料産業の価値向上に貢献したとご評価いただき、平成25年度大谷美術館賞を受賞しました。 >>表彰・紹介記事ページ 登り裏甲など精密な曲線加工 木挽町通り側の様子です。3層に連なる美しい屋根に、整然と並んだタルキが映えています。 また茅負・裏甲は、軒の反りにはもちろん、破風上の登り部分にも曲線加工製作しています。 工場にて一度据え付け確認していますので、複雑な曲線ユニットも建築現場において正確な施工が可能です。 隅木部 計18カ所ある隅木部分です。面取形状なども加工。晴海通りから木挽町通りにかけての振れ隅にも対応しました。 また、上屋根(4階)と同様に、下屋根(1階2階)の軒裏も全て製作していますので、目線のすぐ近くでもご覧になれます。いわゆる金属のイメージとは違う、落ち着いた質感を体感していただけると思います。 (写真は、正面入り口脇の隅木部分) 正面唐破風部分(茨垂木・提灯枠) 茨垂木(イバラタルキ。正面入り口の唐破風の軒裏、黒色の垂木)もアルミにて製作しました。 唐破風の近くになるに従い傾斜がかりわずかに形状が異なります。忠実に一本ずつ加工しています。 また、赤色で歌舞伎座の顔として印象に残る、提灯(ちょうちん)の枠も弊社アルミ製です。 サビ腐食などに強く長期間美しく保たれます。 アルミ製 高欄手摺 上品な深い紅色で建物のアクセントとなっている、高欄手すりもアルミにて製作しました。黄金色に輝く美しい錺金物(かざりかなもの)と擦り合わせ、取り合い寸法を微調整しています。全てオーダー仕様ですので、きめ細かい対応が可能です。 >>「アルミ製社寺製品 高欄手すり」ページもご参照下さい 島原城外壁等改修工事(長崎県島原市)天守閣高欄手摺